30歳で結婚した私ですが、若い時はマナー関係で恥ずかしい思いをたくさんしてきました。
実際に恥ずかしい思いをしたというより、妻からマナーの事について教わり、
(…昔の自分何も出来ていなったな~(恥))
と、過去の自分を後悔するような感じです。
いくつかありますが、その中でも今日は「内祝い」と「半返し」について。
同じような失敗をして欲しくないという気持ちを込めて、私の過去の経験をまとめておきたいと思います。
【ブログ趣旨・内祝いと半返し】
- 友人・知人に「お祝い」や「お返し」をちゃんと出来る人でありたい
- 「内祝い」のマナーと「半返し」
- 一人暮らしが早いと冠婚葬祭の知識を知る機会が無くなってしまう
友人・知人に「お祝い」や「お返し」をちゃんと出来る人でありたい
結婚、出産、新築、開店・開業、病気からの回復、等々。
人生では色々なおめでたいシーンがあります。
周りの友人・知人におめでたい事があったら、すっとお祝いを出来る人でありたいですよね。
しかし、過去の自分はそんな人ではありませんでした。
まず社会人なりたての若い頃の話です。ぼちぼち周りに結婚する人が出てきます。
そんな時、当然「おめでとう~!」という言葉はかけますが、何かプレゼントの一つや二つをしっかり渡せていたかというと、…全く自身無いです。
何かしらプレゼントは渡していたかもしれませんが、気の利いたものを渡せていた自信はないです。最終的には結婚式場でご祝儀を渡してそれで満足していた気がします。
また、出産や新築をたてた友人や先輩のお家に行く際も、何かしらお土産は持って行きましたが、しっかりした形でプレゼントは渡していなかったと思います。
この「しっかりと」という点が今更ながらとても大事な気がしています。親しき間柄であっても、適当にお祝いを選んで適当におめでとう~と言って渡すのではなく、どんな金額のものでも気持ちを込めて選び、包装し、気持ちを伝えて渡す。出来ていなかったな~(汗)
これは実際にお祝いを受ける身になって気づきました。
更に、20代の中盤は色々あって経済的に余裕の無い時期があり、お返しの余裕がない為「お祝いのシーンそのものを避ける」という時がありました。
(今思い出すだけでもなかなか情けない…)
この辺が決定打となり、ずるずるとお祝いやお返しに関するマナーの精神は崩れていったように思います。
当時、金銭的に余裕のない自分を隠していたことも要因ですが、相手にとっておめでたい瞬間ですので、もっと対応の仕方があったな~と後悔しています。
「内祝い」のマナーと「半返し」

qimono / Pixabay
そんなお祝いやお返しマナーの精神やしきたりと距離を置いていた私ですが、妻と結婚し自分の無知さや非常識さを気づかされます。
結婚の時期は周りからお祝いを頂くケースも多く、「内祝いをどうするか」という話が良く出てきます。
「内祝い」は、最近は「周りの人から頂いたお祝いへのお返し」として使われる事が多いですが、本来は下記のような意味合いらしいです↓
「内祝い」とは?
内祝いは、「身内の中で起こったおめでたいことや、喜びをお裾分けする」という意味の言葉です。ですから、本来は「お返し」という意味は内祝いにはありません。近所の方や、日頃お世話になっている方、親族などに、喜びのお裾分けとして贈り物をするのが内祝いなのです。
引用元:「内祝い」って何?その意味や意義を知って喜ばれる贈り物を
めでたい事があった側が、喜びのお裾分けとして使う言葉のようですね。ですが、最近はおめでたい事があった人に対してお祝いを渡し、そのお返しとして「内祝い」を本人側が返す、という流れが定着しているような印象です。
年代やその過程の風習などにもよって考え方が違うので、本来の意味を理解しておくのが大事ですね。
さて、次は「半返し」のマナーについてです。
この「半返し」という言葉も妻から教わりました。
まず大前提ですが、お祝いを頂いたら「もらいっぱなし」という事はマナー上良くないようです。
これに関しては、自分が結婚する前は特にめでたい事がなかったので、もらいっぱなしという事はしていなかったのですが、半返しがマナーという事も初めて知りました。
「半返し」とは
祝儀不祝儀などで、受け取った金品の半額程度の金品を礼として返すこと。
引用元:コトバンク「半返し」より
例えばですが、お祝いとして現金3万円を受けとった場合、そのお返しとしては1万5,000円相当の品を返すのがマナーという事になります。これを知らないと、せっかくお返しをしても相手に「え、これだけ?」と嫌な思いをさせてしまうことがあるかも(?)しれません。また、そもそもお返しがないと、相手に「あれ、何も反応ないな…」と不審な気持ちを持たせてしまうかもしれません。
贈り物のタイミングは1か月以内が目安/半返しはあくまで目安
あまりお返しに時間がかかりすぎても失礼になり、早すぎても「早くお返しを渡してすっきりしたかったのか」と失礼になる事があるようです。
お返しの贈り物は1か月以内を目安としてみておくと良いようです。
また、金額は「半返し」が通常マナーではありますが、これは絶対ではありません。
特に、親しい友人等であれば、お金やお返しの品でなく、元気に過ごしてくれればそれで良いという気持ちでいる人もいます。その場合はちょっとしたお食事や自宅に招くなどの対応をされるケースもあるようですよ。
一人暮らしが早いと冠婚葬祭の知識を知る機会が無くなってしまう
私の場合、大学進学に伴い都内で一人暮らしをさせてもらいました。
それ以降は都内在住のまま社会人となり、今に至ります。
この間、冠婚葬祭に関する知識を親からちゃんと教わる事はありませんでした。
この辺の知識やマナーは今の時代自分でも調べる事が可能ですが、やっぱりちゃんと教育として教わるべき内容だな~と実感しています。かといって親も身近にいるわけではないので、意識していないと教えるのは難しいことだと思います。
今後自分がもし親になったら、子供には然るべき時にちゃんと冠婚葬祭に関するマナーについて教えてあげたいと思っています。
一人暮らしの場合は何も知らないまま大人になってしまいますからね。
考え方や身体は成長していきますが、私のように大人になってから起こる行事のマナーについては良く知らないまま育ってしまった、という人も多いように思います。
お子さんがいる方は、どこかのタイミングで直接お話をされるといつか感謝されると思います。
「マナーについて良く知らなかった」というだけで、本来大切な友人や知人に嫌な想いを与えてしまうのは悲しいですからね。
個人的には、過去こういった部分を蔑ろにしてしまった時期があり、ちょっと後悔しています。その分、今後はこういったお祝い事の際の対応についてはもっと大切に考え、対応していきたいと思っています。
今日は「内祝い」と「半返し」のマナーについてでした。
ではでは~
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